左: 株式会社スバック 松本社長 中:弁護士 吉田良夫 右:弁護士 渡邊康寛 | 2022年6月22日 対談 |
① 御社の企業概要を教えてください。
会社名 | 株式会社スバック |
企業URL | https://www.sbac.co.jp/ |
創業年月日 | 1948年(昭和23年)3月 |
設立年月日 | 1959年(昭和34年)5月 |
本社 | 〒140-0011 東京都品川区東大井2-7-5 |
営業所 | 東京、埼玉、仙台、山形、長野、浜松、シンガポール |
資本金 | 3,917万円 |
業務内容 | 精密部品の卸売業 ねじ及び関連締結部品、冷間圧造部品、切削加工部品、 プレス加工部品、鋳造加工部品、バネ部品、樹脂・ゴム成型品 ワイヤーハーネス組立品、電気モーター、農水産品 |
従業員数 | 98名 (内パート30名) |
売上高 | 26億円(単独) |
取引銀行 | 三菱UFJ銀行 大井支店 |
関連会社 | 株式会社タカチホ、有限会社尾上製作所 |
松本社長:弊社は創業以来、ネジや締結部品をはじめとする精密部品を多く取り扱う専門商社として、ものづくりを行う企業のかけ橋を担う業務を続けてまいりました。
当初は、大手電子機器メーカーを取引先とし、同社の継続した生産活動を支援できるよう、その工場近郊である埼玉、静岡、山形などに営業所を開設するなど、企業のニーズに即応できる体制を整えながら業務を展開しておりました。
その後は、電気製品だけでなく、自動車や二輪車向けの部品の販売や、情報・通信、医療関係など、様々な分野のお客様に必要な部品を供給できるよう努力し、成長を続けてまいりました。
現在では、取引先企業の海外工場への輸出が増加し、その輸出比率は35%程度に伸びております。そのような海外工場でのニーズの高まりを受け、輸出先も海外10ヶ国・15ヶ所にまで増加しました。
また、弊社では現在、仕入先と販売先でそれぞれ300社以上の企業と取引をさせていただいており、取り扱う精密部品についても多種多様となっております。部品メーカーから仕入れた高品質な部品を、販売先企業がご希望される納期にお届けできるよう、納期管理や品質管理に重点を置いて取り組んでおります。
② 吉田総合法律事務所と顧問契約を締結したきっかけを教えてください。
松本社長:弊社をよくご存じの方からご紹介を頂いたのがきっかけです。平成28年9月に顧問契約を締結しましたので、足掛け7年になります。
先ほども申し上げた通り、弊社では様々な部品を取り扱っているため、取引先も広範となっております。
例えば、弊社で取り扱っている自動車関係の部品は世界中で使用されておりますが、もし万が一、弊社で取り扱った部品の不具合により事故などが起こってしまった場合、人命に関わる恐れもありますので、弊社では品質管理が最も重要と考えております。
自動車関係の部品に限らず、弊社ではそのような精密部品を仕入れ、たくさんの取引先企業へ販売し、さらには製品化されたものがエンドユーザーの元で使用されております。もし重大な問題が生じてしまった場合には、社会的影響も大きく、会社にとって大きなリスクになるかもしれません。そこで、予防法務の観点から、顧問弁護士として吉田先生をご紹介していただきました。
また、弊社は毎年6月が決算月となっており、9月には株主総会があるため、株主総会の運営方法や株主対応などについても、いつも的確にご指導をいただいております。
③吉田総合法律事務所にどのようなサポートを受けたかを教えてください。
松本社長:業務全般的に、困ったことがあれば、案件の大小に関わらず、その都度ご相談させて頂いております。
例えば、株主総会の運営方法や株主対応、取引先との契約書のチェックや、社内規定に関するご相談、M&Aや投資の方法、労働問題など、ご相談の内容は多岐にわたります。それに対して会社としてどのように対応すればよいか的確にアドバイスをいただけますし、契約書などの書面のチェックも丁寧に対応していただいております。
吉田:人事労務問題は、どのような会社様にも起こります。むしろ労働問題についてのご相談が全くない方が不自然です。スバック様は、取引先様を大変大切にされておられますが、従業員の皆様もとても大切にされています。人事労務に関するご相談はむしろ少ない方です。ご相談をいただいた際には、丁寧に対応させていただいております。また、ご相談をいただくときには、いつも松本社長をはじめご担当者様が大変分かりやすく問題の状況をご説明してくださるので、弁護士としても状況を理解しやすいです。そのため十分な検討ができ、的確なアドバイスにつながっているのではないかと思います。
松本社長:取引は大きな会社様が多いので、もし法的問題になってしまった場合は、相手方にも弁護士がつくケースがほとんどです。その際に、弊社のことをよく知った顧問弁護士がいなければ、適時的確な対応が困難になります。弊社では、何かあった際にはいつでもすぐに吉田総合法律事務所に相談し、的確なアドバイスをいただきながら、相手方と難しい交渉を進めることができます。加えて、そのバックアップにより弊社への信頼度も高まります。
④顧問弁護士として業務の対応をするときに特に注意していることを教えてください。
吉田:案件をよく理解するために、問題の内容だけでなく、会社様の業務内容、取引内容やそれに関連する事情、ご希望などについても丁寧にお話をお聞きするようにしています。そのうえで、契約内容を確認し、関連法などと照らし合わせながら、所内で十分に検討します。
会社様のお考え、お気持ちに寄り添いながら、ご心配事やお困り事を、できるだけ早くご納得いただける形で解決できるようにご対応することを心がけております。
⑤吉田総合法律事務所はビジネスにおいてどのような存在ですか
松本社長:まず1番に言えることは、いつでもなんでも相談ができて、的確な法的アドバイスをいただけるという安心感です。
吉田先生には法的な後ろ盾としていつも支えていただき、とても頼りになる存在です。
また、株主総会や労務関連などの社内の問題以外にも、取引先との間で起きる突発的な問題に対応していただけるので安心です。
例えば、弊社は多種多様な精密部品を扱っており、車載用の重要部品も多くあることから、不具合が発生した場合の対応には、相当な時間と労力を使います。そのような事態になった時でも吉田総合法律事務所にご相談をすれば、しっかりとした問題解決ができると思っています。
決断に迷った時には、明快にアドバイスをいただける、バイブル的な存在でしょうか。
吉田:「いつでもなんでもご相談いただける」ということは、弁護士として大変ありがたく、うれしいことです。ありがとうございます。
⑥顧問契約の締結に迷っている経営者へのメッセージをお願いいたします
松本社長:弊社では、吉田先生と顧問契約を締結する前までは、顧問弁護士がおりませんでしたので、何か問題が起こった際に、解決方法は1つしかないという固定観念に囚われてしまったところがありました。吉田先生にご相談するようになってからは、同様の事例などを参考にしながら、ケースごとに分かりやすく解決方法を提示していただけるので、「こういうやり方もあったのか」と気が付かされることが多くなりました。
吉田総合法律事務所は、経験豊富な先生方ばかりですので、自分たちの考え方の枠組みを超えた解決方法を教えていただけると思います。